趣味一筋❣️キャンカーライフと写真撮影

車中泊でお出掛して写真、果樹栽培と仕事を趣味でしてる田舎のおっさんの行動です。

ブレーキライニングの反転

一週間暑かったですね

二ヶ月ぶり 一週間休み無しで仕事出来ました

うれしいところですが 今日は次の避暑地行きのためメンテナンス


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この前の四万温泉でブレーキが甘いと直感で判断
もしやと思い朝からホイール外して作業

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し難い事が2つあります それがこのハブキャップ取外し
前のキャンカーも圧入式でしたがこのアルコも同じ

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外す時に傷まみれになってしまいます キャップを
外すとこのナット 二つ目の難題
ヨーロッパ車の定番 堅い 力が入ります

アメ車 日本車などは割りピンで回り止め
アルコは規定トルクで締めて廻止め
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ここで大事なのは回す前に印を付けておくこと
締付けトルクが300Kgぐらいなので普通はトルクレンチが無い
と考え締め付けの時に役に立ちます
上の写真 体重78Kgの私が足で思いっきり乗ってここまで

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印のところまで廻すの必死です

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代用の道具 パイプをつないでいつも作業
ユーダーが出来る方法です

この二つがブレーキのメンテナンスで一番の難題
後は簡単で誰でも出来る事だと思います

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ドラムを外してエアーをシュー
最初に吹き飛ばさないと粉塵で手が無茶苦茶になります

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こんなに真っ黒

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シューの粉塵が溜まってるのがわかるでしょう
これは厳密に言えばアスベストダイオキシンみたいなもの!

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バラス前に左右どちらがちびているか確認
ほとんどは開く側のほうが減っていると思います

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スプリングで止まってるだけなので簡単に外します

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外した後 本体もチェック 光ってる所が 擦れて
クラックの可能性ありと考え取り付ける時に
遊びの位置を考えてスプリングを!

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かなりの 片チビリがわかるでしょう
サービス工場ではすぐ交換の状態
反転の時期が少し遅かったようです

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でも残ってる方は5mmぐらいあるので普通は2~3000キロ
ぐらいは十分持ちます?

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片側は この状態 心情的には?ですが
現実は反転によって厚みが残ってる処しかドラムに
当たらないのでまだ使えます

日本車のライニングは¥3000前後 アルコは¥40000オーバー
程度が低いのに無茶高い ギリギリまで使いたいのが人情

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ドラムを外した時は丸印の処まだ厚みがあるように見えます

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奥側が減っていたので手前になるように反転組み直し
本来なら5000~10000Kmあまり早く気付いていたら
ナイスでしたが 加齢と共に感も鈍ったか!
 
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ドラムを完全に締める前に 付け外しを何度かして
遊びを調整しておきます 後の調整が楽です
だいたいしておかないと裏側の小さな穴からドライバーなどで
たくさん回さないと出来ないので面倒です

普段は少しなので裏の穴から回して遊びを調整します

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ついでにこのタイプ足廻りチェック プラスックにゴム
きしみ音が気になる方は特に写真の所を!

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10年超えてくるとヨーロッパ車はショック取付ボルトが
必ずと言っていいぐらい曲がって来ます
早めの交換を?

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最後にホイールを取付ける時の注意点があります
日本車アメ車はこんなこと無いのですが
(ドラムにスタッドボルトが一体)
ヨーロッパ車このタイプ ボルトが腐食によって回らなくなり
あせった経験が何度もあります こんな時は鉄ホイールが○

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アルミホイールとの電触は硬化によってインパクトで
回らなくなってしまいます 今回紹介出来るボルトが2本
ありました(また~と汗)
写真の様になってたら必ず合うナットなどで掃除 潤澗
手を抜くと次は緩みません!

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そしてグリスをたっぷり付けて取付
一度電触を起こしたボルトはスプレーの潤滑剤では効果ありません

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やっと完了 今日は半日ブレーキ後は果樹畑
今週仕事に趣味充実の週になりました?

私は山岳ルートをよく走るのでシューが早く減るようです

いつでも交換出来るように注文したのは言うまでもありません

最後に今日のウンチク
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40年に渡って牽引車の乗車経験が在る人間
整備士の資格もあります そして設計士もして施工及び
構造計算などの資格があって出来る人間
それなりの経験知識があるものとして読んでください

自分がヨーロッパ車の乗ってるのにアメ車がいいと?
写真の右側キャラベルエアD460余りにも長い間乗りすぎたため
知識情報と時代がずれて同じヨーロッパ車を購入してしまいました

私の様に長く使う方には絶対アメ車
アメ車のでかいボディ ブレーキで安全性をカバーしてたのです

今日はブレーキのメンテナンス書いたのでブレーキの比較から!
ヨーロッパ車は慣性式アメ車は電磁式と言うより

慣性式と電磁式の大きなポイントの違い

慣性式は牽引車と連動してないと作動しない
電磁式は電流が流れていれば独立作動出来る

この違いは非常に走行性 安全性に影響が出ます
トレーラーは後ろが先に作動したほうがジャックナイフに
スネーク現象が出にくいのです 慣性式は正反対

この感覚は実際に大型トレーラ乗っておられる方は
わかると思います

私が仕事で使ってる重機運搬用重トレ55t車などは
後ろが作動しないと止まりません ましてヘッドだけ
ブレーキかけると車体が曲がってきます

細かい構造上の比較はいっぱいありますが
おおまかに書いた様に走行性が電磁式の方がダントツで有利
そして最近は電子コントールの進歩で細かい作動が制御
出来るようになり制動距離が短縮 未来があります

経済的にも大きな違い

私がトレーラに乗るようになってから進歩のない慣性式
構造上ブレーキ解除が電気式より遅れるので早くシューが減る
それなのにいまだかって部品が高い目で 扱ってる店舗が少なく
輸入に時間がかかる場合が多い

写真無しで解説ばかりは苦手なのでこの辺で!
またキャンカーのウンチク現実的な比較を出して
書きたいと思います(トレーラーキャンカー興味の方に?)
並行輸入から車両構造設計原理に¥エトセトラ